Vol.04 飛田 美幸さん
(2023.03.20 掲載)
※注…このインタビューは2022年3月に実施したのものです。掲載時と状況が変わっている部分もあります。
インタビューの4人目は神奈川県でピアスタッフとして働いていらっしゃる飛田さんです。
飛田さんのインタビューは2回に分けての掲載とします。ここでは、まず1日の流れについてお聞きしました是非お読みください^^
呼ばれたい名前:みゆきちゃん
年代:40代
地域:神奈川県
勤務先:生活支援センター(※)
働いて何年目か:
ピアスタッフとして7年目
※生活支援センターとは…心の病をもつ方(精神科に通院加療中の方)一人ひとりが、地域の中で安心して自分らしい生活を送れるよう「相談支援」「場の提供」「生活サポート」という柱でサポートしている。
この度はインタビューにご協力くださりありがとうございます。はじめに仕事がある日の1日の流れについて教えて頂けますか?
朝、起きる所から話してみますね。
※教えて頂いた内容に沿って、以下に示します
飛田さん
以下、しっぷろメンバーからいつくかご質問し、みゆきさんにご回答頂きました。
起床
出勤準備をする
家を出る
8時半頃に職場に到着
04:30
【4時半起き、早いですね!】
薬を夕食後位に飲んで、布団で眠ると大体4時半に起きますね。アラームもかけてます。準備が長いんです、私。起きてからはカフェ(行きつけのカフェ)で使うお金を仕分けしたり、準備に時間がかかっています。
08:00過ぎ
フロアの開館準備。洗濯機を回し、バスマットを畳む。
始業
朝のミーティングが始まる
ミーティング後、開館準備で利用者さんが使う道具の消毒、利用者さんが使う氷の準備など行う。途中、郵便物を取りに行く。
08:45
08:55
【開館準備は何をされているんですか?】
利用者さんが使う氷の容器とか、それを載せているトレーを洗ったりとか、事務室を除くフロア全体を換気したりしています。消毒とか、個人的に絶対やったほうが良いだろうと思うことをやっています。環境整備も役割に入っています。
記録を読み、連絡ノートに午後の申し送り時に伝えたいことを記載する。
お昼休み
申し送りの時間
日勤さんが遅番さんに引継ぎをする。
10:30
11:30
13:00
【お昼休みは?】
お昼ごはんを買いに行くと休む時間がなくなっちゃうので、絶対買いにいかないで、自分の家からも持っていきます。最近は一度に10食くらい配達してくれる冷凍のお弁当を職場において、それを食べています。
夕食サービスを利用する方が来所。その対応に追われる。
職員からそろそろ終わろうという声がかかり始める。
終業
14:00
センターだよりに載せるコラムを執筆。記録(利用者さんが話したことなど)、植物への水やり、来館者の受付対応、随時利用者さんが使ったお風呂の清掃をする。
16:30
17:00
17:15
【退勤時間は?】
勤務時間は17時15分まで。17時頃に職員さんから「そろそろ時間だね」と声がかかります。早めに終わらせることが苦手で、17時15分近くまで仕事してしまう事もあります。17時15分になると職員から帰れコールが来たり(笑)。17時30分に帰ることができると拍手が来たりします。身支度に時間がかかって、18時に帰ることがあります。
18:00
終業後の身支度などに時間がかかり、実際に退勤をする。
飛田さん
飛田さん
飛田さん
利用者さんとみゆきさんが、お話をする時間はありますか?
特に時間をとっているわけではなくて、随時です。午後の方が話しやすいのだけれど、午前の開館の時とかにも結構お話してたりするんですよね。お昼を一緒に食べるだけに来てる利用者さんもいたりとか、定期的に来てくれるんです、その方。そういう方とは一緒に食べるんですが、コロナになって、必ず食べ終わってから話すようにしていて、黙食を今は徹底しています。
そうなんですね。職場で行われるプログラムはどうなっていますか?
コロナの影響で休止になっているものもあるんですが、結構あるんです、プログラム。地域のゴミ拾いをする「磯子eco倶楽部」と黙々と自分の作業を行う「もくもく会」だけは最近復活して行っています。コロナ前は当事者職員さんがコーヒーを淹れる「café de 屏風ケ浦」、「ISOGO体操」、「利用者ミーティング」、地域で交流してカラオケに行く会などがありました。「絵手紙」と「書道」は、ボランティアの先生と一緒にやったりしていましたが出来なくなってしまいました。いまは職員さんが担当して「書道」だけは再開しています。地域イベントもあったんです。近くに森浅間神社という神社があって、そこの節分祭りとか。あとは、職場が3階建てで1階と2階に地域プラザとデイサービスがあるんだけど、11月くらいに全館で文化祭をやったりしていました。私が全部プログラムを運営して管理していて、提案とかもしてたりするんですけれど。コロナになって全然できないです。結構やらないんですか?という問い合わせはあるみたいなんですけど。
(※2023年3月現在は、プログラムもいくつか増えて(戻って)います)
新型コロナウイルス感染症の影響がプログラムにも出ますよね。ちなみに、新型コロナウイルス感染症が流行する前と今で、働き方は変わりましたか?
だいぶ変わりましたね。コロナ前のときだと、プログラムをすごくやっていたので、毎週のように週2回以上やってたんですけど、(コロナ後は)参加する利用者さんの表情が変わっちゃったというのはあります。あとは、清掃面とか、消毒面がすごく増えて。コロナに感染した方が出てしまうと休館になってしまうので、自分も神経質になってるなと思います。
そうなんですね、大変ですよね、お疲れ様です。最後に退勤後の過ごし方についてお聞きしてもいいですか?
休み前の退勤後は開放感があって、大好きなカフェに行きます。地域の人と話したりとか、楽しいです。そこでは自然に広報係になっていて、そこにいるお客さんに「これ美味しいですよ」とかつい言っちゃうんですよ(笑)。結構売れるらしくて、助かってるってよく言われます。
飛田さん
次のページでも色々とお話を聞かせていただきました^^
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本インタビューの掲載は草の根市民基金・ぐらんさんの助成により実現しています。